元仙台フィルハーモニー管弦楽団 打楽器奏者の三上先生から打楽器メンテナンスのレポートが届きました!
元仙台フィルハーモニー管弦楽団 打楽器奏者の三上先生から打楽器メンテナンスのレポートが届きましたので紹介いたします!
先日、宮城県多賀城高等学校吹奏楽部でバールティンパニのヘッド交換作業をしました。
今回は私が付き添ってのティンパニヘッド交換及び分解掃除でした。
フレームをひっくり返してホコリを除去し、潤滑油の注入作業をしながら、滅多に見ることの無いベース裏側のバランスアクション機能を目の当たりにし、生徒たちは貴重な体験と勉強が出来ました。
多賀城高校では管楽器とのアタックを、より調和させるためにREMOカスタムヘッドを使用しています。吹奏楽ではこのREMOカスタムヘッドのアタックがよく調和すると思います。
パールティンパニとアダムスティンパニは分解がしやすいので、今回は4台のヘッド張り替え、分解掃除には皆に役割を与え、モクモクとその作業を行い、2時間で仕上げました。
その後のチューニング作業は、私が集中して行ったのでその間だけは沈黙の世界となりましたが、皆で行った初体験の分解掃除は、今後のティンパニの取り扱いと演奏に多大な影響を与える事でしょう。
今回のように楽器を分解すると、そのメーカーの気質が分かるかも知れません。ブラボーです。
今回のレポートが全国の吹奏楽仲間の参考になる事を願います。